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森を持続する

地域木材を利用する意義。

林業者が親子代々「山を育てる」ことから生まれる信州のカラマツ林は、
人々が集まる里山を形成し、
二酸化炭素の吸収や保水・地盤形成など環境問題の改善まで促します。
それらの木を林業者と連携し
外壁材に適したカタチで使い、そしてまた育てる。
そのようにして私たちは、森を持続する取り組みに関わっています。

信州から始まる、カラマツの育林の歴史。

長野県川上村は、カラマツの植林が初めて行われた場所のひとつです。この植林は、およそ400年前の寛永年間(1624年から1643年)に行われました。それは、当時の政府が所有していた土地で行われました。また、最も古い人工的に植えられたカラマツの森は、長野県御代田町の国が所有している森にあります。そこには、1852年に植えられたカラマツの木が今でも残っていて、それから実に158年の歳月が経っているのです。

松本市近郊のカラマツ林

歴史ある地域木材を、使い続けたい。

とても重要な、製材業と林業の連携。

山にある木材資源は一般的な流通を考慮して造材されますが、たとえば、私たちの製材の目的を事前に明確に伝えていると、より効率的に目的に適した造材が行われます。

私達は林業者との深い関係性をつくりながら、カラマツT&Tパネルに適したカラマツ材についてリクエストをさせていただいています。その結果、搬出される木材はより高品質なものとなり、生産されるカラマツT&Tパネルも高品質になりました。

緊張感漂う伐採の現場

山の現場から製材の現場へ

丸太が製材工場に届くと、板にする方向や角度を決めながら、製材する寸法を検討して製材が始まります。その後、長い時間をかけて蓄積されたノウハウに基づいて、人工乾燥が行われます。乾燥スケジュールに従って丁寧に乾燥させることで、反りや歪みのない美しい材料が得られます。その後、モルダーマシンで材料を加工し、施工現場に納入されます。

適切に見極める丸太の製材方向

乾燥工程へ

地域木材を、積極的に活用する。

発見する、新たな使い方。

地域の木材を活用することを前提として進められているカラマツT&Tパネルの製造において、得たノウハウを活かすことでこれまで考えられなかったさまざまなカラマツ製品の開発を進めています。
木材は10年経過すると、その10年間で成長した分だけ品質が向上します。私たちは信州カラマツを構造材や床材などにも積極的に活用することで、より多角的かつ効率的にカラマツ製品を製造することを目指しています。

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様々なカラマツ製品を製造することにより、カラマツ材の利用領域が広がり、より多くのお客様に地域の木材を提供することができるようになっています。

店舗内装材としての利用

構造材としての利用

床材としての利用